金融庁が仮想通貨の証拠金倍率の上限を2~4倍程度にする見通しということが分かりました。
仮想通貨に関する研究会で話合われ、今後の法改正などで規制をおこなっていく方向で大筋合意したとのこと。
金融庁では今年に入り、仮想通貨の証拠金倍率について議論されてきましたね。
4月30日には、「証拠金倍率の上限を25倍から10倍に引き下げる検討に入った」ということでしたが、1か月後の5月29日は「証拠金倍率の上限10倍は見送られ25倍に据え置く方針を固めた」というニュースも話題になりました。
その後、7月には日本仮想通貨交換業協会が証拠金倍率を4倍以内とする自主規制ルールを定めることが分かり、金融庁も協会指定水準の4倍を検討していましたね。
今回の研究会では4倍でも高いという声もあったようで、欧州連合(EU)の上限2倍という規制も参考にしていくようです。
利用者保護の観点から考えると、証拠金倍率の引き下げは仕方がない規制なのかもしれません